SHIFTの狙う市場は5兆円のブルーオーシャン
SHIFTがターゲットとしている市場は、国内IT市場のうち約3分の1を占めるソフトウェアテスト市場です。
SHIFTの専門とする業務はソフトウェア開発における品質保証。主にテスト工程をターゲットとして、品質保証のプロフェッショナルとして業務を展開しています。
通常テスト業務はシステムインテグレーターが開発の一環として行うことが多く、ほとんどがシステムインテグレーターによる内製で行われています。そのアウトソース率は1%といわれており、ソフトウェアテスト業務およびそこから展開する品質保証業務、コンサルタントの専業企業はエンタープライズ領域ではSHIFT以外に存在していません。まさにブルーオーシャンといわれる所以です。
市場ニーズに応え、高い成長率を維持
SHIFTはソフトウェアのテストから品質保証全体に事業領域を広げ、世の中のニーズに応え続けています。結果として、各業界で要件定義やコンサルティングなどの上流工程に携わり、マルチベンダー化するプロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)を確保しています。
ITエンジニアの不足、システム複雑化の波を追い風に、拡大する品質保証領域のアウトソースニーズにのり、SHIFTは事業を拡大しています。またブルーオーシャン市場とビジネスモデルの独自性を武器に、毎年約150%の売上高成長率を継続中です。
2010年以降、売上高が昨対比150%成長
2017/08 連結8,174百万円
2018/08 連結12,792百万円
2019/08 連結19,531百万円
2020/08 連結28,712百万円
中長期目標として2025年の売上高1000億円を目指し成長を続ける企業です。
世の中の価値観を“シフト”させたい
システム開発において頻繁に発生しているテスト最適化の甘さ、第三者性の欠如、エンジニアのモチベーションの低下。これらの問題をなくしていくことでIT業界をより良くしたい、ひいては社名の由来ともなっている世の中の価値観をシフトさせたいという思いを持った会社です。
テストというシステム開発の最終工程を知り尽くし、不具合と関連情報のナレッジを持った企業だからこそ、あるべきシステムの姿が分かる。そんなソフトウェアテストのプロ集団として成長してきたSHIFT。
「ITのディレクター」であり、製品提供サイドとユーザーサイドをつなぐ、「コーディネーター」のような役割を果たす企業です。
SHIFTのあゆみと目指すところ
SHIFTは製造業向けのプロセスコンサルティングとして立ち上がり、ソフトウェアテスト事業と出会いました。
製造業向けに培ったモノづくり(製造業)の世界の「属人化した熟練ノウハウの形式知化」「オペレーションの徹底的な最適化」という手法。この手法がソフトウェアテストにも有用であることに気づき、テストすべき観点を標準化し、テスト工程のプロセスを改善。さらにCAT(Computer Aided Test)という統合型ソフトウェアテスト管理ツールを作り、テスト管理効率を大幅改善しました。あらゆるテスト工程の改革を推進し、成果をあげました。
これらの経験から、ソフトウェアテスト事業に勝機を見出し、2009年より事業をこの一本に絞るという決断をしています。
その後、ソフトウェアテスト事業を開始して数年、ブルーオーシャン市場の中でSHIFTは独自のビジネスモデルを確立。その対象は多岐にわたります。
・Webサービス
・モバイルゲーム
・業務系アプリケーション
・エンタープライズ領域でのERPパッケージソフト
SHIFTは対象とする製品、サービスを広げて急成長を遂げました。2014年には東証マザーズに上場を果たします。
この前後から、エンタープライズ領域へ本格的に参入を行い、テスト事業を中心に徐々に上流工程やPMOとしても活躍を広げます。「ソフトウェアテスト」から「品質保証」事業への展開を始めたのです。
さらにSHIFTは先を見据え、品質保証から“無駄をなくしたスマートな社会”の実現を次のステップとして掲げています。マザーズから東証1部へ指定変えを果たした現在、売上高300億円を目前に、破竹の勢いで成長中。また、現在の売上高300億円から1000億円、さらには1兆円企業へのスケールも目指しています。